健診(検診)

健診(検診)

人間ドックについて

元気で過ごしていた人がある日「突然」、脳梗塞・くも膜下出血・大動脈瘤破裂・心筋梗塞・劇症肝炎・急性膵炎など、緊急事態になったら「一大事」です。
また、知らぬ間に がん が進行していて、異常に気付いて検査したら、もはや手遅れの事態も「一大事」です。

そのような悲劇になる前に、一年一度は身体の現状をチェックして、異常の有無を確かめて、もし異常が見つかれば、直ちに手を打って悲劇を回避するのが「人間ドック」です。

たとえば、山の中に熊が何頭いるか?を調べるには、足跡や、灌木の葉に残された体毛や、木の幹につけられたテレトリー誇示の爪痕や、糞や、獲物の残骸などを分析検討して、熊の姿をまったく見ないで、結果を出します。
被験者のかたの体を切り開かずに体内を覗いて、中の様子を知る、シャーロック・ホームズ的手法が「人間ドック」です。

いただいた尿・便・痰・分泌物・血液・血圧・レントゲン写真・心電図・眼底検査・エコーのデータから、異常の有無を知ります。
幸いにも、医学の進歩とともに、検査器具も、検査法も、たいへん進歩して、診断的中率も高くなりました。

血液検査を例に挙げます。
人体の六十兆の細胞は、ごく一部の脳細胞を除いて、臓器ごとに期間の長短はありますが、耐用年数が来た細胞は血流中に捨てられて、新しい細胞と入れ替わります。これが新陳代謝です。
細胞には臓器によって、それぞれ独自の酵素があります。血液中に逸脱した酵素の量で、その臓器の健康度が推定できるのです。愛酒家が気にするガンマーGTPなども肝臓の逸脱酵素です。
もしも腫瘍マーカーに、異常が出れば、直ちに連携の専門病院に紹介して万全を期します。
貧血でも糖尿病でも、血液像が健康度のショールームとなります。

検査についてのご注意

  • 空腹時に受けること。前夜9時までで、いっさいの飲食を終了して、以後少量の水以外はダメです。
  • 朝イチバンで医療機関に行くのが理想。
  • 尿は一時間貯めて採尿。便潜血は説明書通りに自己採取します。
  • 当院は、検査結果表は、詳しく説明したうえでお持ち帰りです。
  • 喀痰は三日分を1本の容器に畜めて提出します。
  • 血液検査(腎・肝・膵・胃・食道・大腸及び前立腺など主要臓器の機能検査・及び腫瘍マーカー)。
  • 尿、便、痰のスクリーニング。
  • 腹部エコー・心電図・胃カメラ・生検(バイオプシー)・細胞診(尿・痰など)

などを行います。

消化器内科

胃カメラ、腹部エコーによる食道、胃、十二指腸、肝臓、胆嚢、胆道、すい臓、腎臓の精密検査。

前立腺ドック

対象:男性

中年以降の男性に対する必須の検査です。
特に最近増加している前立腺がんの発見を最優先します。
また前立腺肥大症の場合は生活指導に重点を置きます。

骨粗しょう症ドック

対象:男性・女性

更年期以降の女性が対象です。
異常がみられたら、処方及び食事と運動による生活指導も行います。

STD 性病ドック

対象:男性・女性

  • クラミジア・トラコマチス / マイコプラズマ / ウレアプラズマ / カンジタ / トリコモナス / リン菌などによる尿道炎
  • 前立腺炎
  • 膣炎
  • 子宮頸管炎
  • ヘルペスウイルス / EBウイルス / センケイコンジローマなどウイルスによるSTD
  • 毛ジラミ / カイセン

などについて検査を行います。

健康診査・がん検診のご案内(港区公式ホームページ)

港区のホームページでご確認ください