性感染症内科(STD)

STD

症状がなくても・身に覚えがなくても
あなたとパートナー、
子供を守るためSTDの定期健診を!

性感染症(STD)について

STDは性感染症(Sexually Transmitted Disease)の略で、性行為を通じて感染する病気を指します。これらの病気は細菌、ウイルス、真菌などによって引き起こされ、主に性的な接触によって広がります。具体的なSTDには、淋病、梅毒、クラミジア、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、ヘルペス、尖圭コンジローマなどが含まれます。性感染症は無症状であることもあります。感染者が自覚症状を持たないまま感染を広げる可能性があるため、注意が必要です。避妊具の使用や定期的な検査を通じて感染を予防することが重要です。

誰でもSTDの定期検診を!

怖いのは自覚症状がないまま感染が重症化する場合があるのです。
特に女性に症状がでにくいSTDは多いのです。
STDが原因で右記のような問題が起こると言われています。
当院ではいち早くSTDの定期検診の必要性を皆様にご理解いただいています。
具体的には下記のようなSTD(性病)の検査を行います。

CHECK!

  • ⚫︎不妊症
  • ⚫︎早産・流産
  • ⚫︎低体重児
  • ⚫︎異常妊娠(卵管妊娠など)
  • ⚫︎子宮頸がん

尿道炎や前立腺炎
を起こすもの

クラミジア・トラコマチス / マイコプラズマ / ウレアプラズマ / カンジタ / トリコモナス / リン菌
※マイコプラズマ / ウレアプラズマは喉で検査できます

血液を介するもの

HIVウィルス(エイズ) / 梅毒 / B型肝炎 / C型肝炎
※迅速 HIVウィルス検査あります

ウィルス性

ヘルペスウイルス / EBウイルス / センケイコンジローム / サイトメガロウィルス など

その他

毛ジラミ / カイセン

症状からみるSTD

不安に思うことや以下に該当する症状があるときは、
早目に医療機関を受診するようにしましょう。

男性の症状

気になっている症状 考えられるSTD
性器周辺 排尿時に痛みがあり、
尿道から膿が出る
淋菌感染症
性器クラミジア感染症
STDマイコプラズマ
尿道にかゆみ、不快感 淋菌感染症
性器クラミジア感染症
STDマイコプラズマ
睾丸が腫れて痛む 淋菌感染症
性器クラミジア感染症
STDマイコプラズマ

女性の症状

気になっている症状 考えられるSTD
性器周辺 おりものの増加、
下腹部の痛み
淋菌感染症
性器クラミジア感染症
強い痛みによる排尿困難 性器ヘルペス
性交時の痛み 性器クラミジア感染症

男女共通の症状

気になっている症状 考えられるSTD
性器周辺 太もも付け根のリンパ節に腫れ 梅毒
性器ヘルペス
性器や肛門周辺に
、 痛みのないしこりや腫れ
梅毒
性器や肛門周辺に、
乳頭状もしくは鶏冠様のイボ
尖圭コンジローマ
性器や肛門周辺、太ももに、
痛みのある水疱または潰瘍
性器ヘルペス
気になっている症状 考えられるSTD
口腔内 口唇や口の中、喉にできもの 梅毒
性器ヘルペス
尖圭コンジローマ
喉の腫れや痛み 咽頭淋菌感染症
咽頭クラミジア感染症
全身 全身に赤茶色特有の発疹
リンパ節腫脹
梅毒
黄疸、発熱、全身倦怠感、
食欲不振、吐き気などが続く
B型肝炎
発熱、咽頭炎、下痢、リンパ節の腫れ、全身倦怠感などが1カ月以上続く HIV感染症/エイズ

治療の流れ

01

カウンセリング

02

診察と検査

03

処方

04

再診
結果説明

性病なんて特殊な人間がなるもの、と決めつけていませんか?
最近では、STD(性病)も細菌からウィルスの時代になっています。
身に覚えがなくても簡単にうつる(ドアノブを触っただけでなどの接触感染でも)可能性があるのです。
「STD」を昔は「性病」といいました。
今は「STD(性感染症)」と名称が変わり、セックスで移りうる病気のすべてを包括しました。
エイズから毛ジラミにいたるまで、すべてSTDに入ります。
B型肝炎やC型肝炎も、性行為中の微細な出血を介して移るので、STDです。
病原体も、毛ジラミのような虫やトリコモナスのような原虫・細菌・リケッチア・ウイルスなど多彩です。
ということは、セックスに関係なくかかってしまうSTDもあるわけです。
セックスに無関係だからといって放ってはおけません。
早期発見・早期治療は必須。
最多のSTDは「クラミジア感染症」。
女性に感染しても無症状なので、放置しやすいのです。
無症状でも、クラミジアは着々と感染者の体内で繁殖を続けます。
若い女性が感染すると、パートナに移して騒ぎになります。
クラミジアが男性に感染すると女性と同じように、無症状の場合もありますが、尿道炎の症状を起こすほうが多いです。
この騒ぎを乗り越えても、女性の体内に潜行するクラミジアは、慢性の子宮内膜炎や卵管炎を起こすので、将来不妊症になるおそれがあります。
「センケイコンジローマ」の原因ウイルスの「HPV」は、子宮頸管に永住して、将来子宮頸がんになる可能性があります。
「性器ヘルペス」も増えています。
かのエイズも、無自覚な感染者が少なくないので要注意です。
身に覚えのある方は無論、たとえない方でも、定期的に「性病ドック」を受けることを奨めます。
必要に応じて、検体は、尿・血液・粘液・粘膜・皮膚などで検査します。
採取に痛みのないよう配慮します。
診断がSTDの場合は、治療に最善を尽くし、最短で全快する努力を、生活指導と併せて行います。