内科

INTERNAL

消化器内科

腹部エコーを行いながら消化器内科全般について治療を進めます。
ヘリコバクター・ピロリ菌が慢性胃炎、胃潰瘍、胃癌を引き起こすことが知られています。
ヘリコバクター・ピロリ菌の検査を行い、陽性者には除菌治療を実施します。
二回以上除菌に失敗した、難治性のヘリコバクター・ピロリ菌に対しても個々のケース毎に解決策を相談し除菌を試みます。
除菌に失敗して諦めていた方のご相談をお受けしています。

高血圧症

当院での血圧治療は、家庭血圧計を使用し血圧ノートへの測定結果記入をお願いします。
食事療法、運動療法、禁煙などの生活指導を行います。
急に血圧が上昇した初診の患者さんには副腎腫瘍などによる二次性高血圧の検査を実施します。
個人毎に血圧目標値を定め、治療を進めます。
必要な場合は24時間心電図も使用します。

脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症(高脂血症)は、血液中のLDLコレステロール(悪玉)や中性脂肪の増加、HDLコレステロール(善玉)が減少する疾患です。
自覚症状がないため健診で指摘されても放置されている場合が多いのが実情です。
動脈硬化を進展させ、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞を引き起こしやすくなります。
脂質異常症のパターンは個人差が大きいので個人に合った目標と治療薬の選定を行います。

糖尿病

糖尿病は、血糖値の高い状態が続く疾患です。高血糖には毒性があり、治療を受けずに放置されると、全身のさまざまな臓器が障害を受け、神経障害、網膜症、腎症、心筋梗塞、脳出血、脳梗塞といった重大な合併症につながります。
健診で高血糖を指摘されたら、再検査を受け、必要なら治療を開始しましょう。
日本人に多い2型糖尿病にもいろいろなタイプがあります。インスリン分泌能が低下するタイプ、インスリン抵抗性が増大しインスリンが分泌されているが効かないタイプなどです。まず検査を行って病態を知り、目標値を定め、個々に最も適した治療を行います。

痛風・高尿酸血症

高尿酸血症では、針状の尿酸塩の結晶が体のいたるところにたまって痛みを引き起こします。これが激痛の痛風発作につながります。長年高尿酸血症が続くと動脈硬化、腎結石、腎機能障害などの合併症を引き起こします。
尿酸の元になるプリン体は多くの食品に含まれ、プリン体ゼロの食事を作ることは困難です。結局カロリーを控え目にした食生活が重要となります。高尿酸血症の原因病型は、尿酸産生過剰型、尿酸排出低下型、混合型に分けられます。
この病型を鑑別してから治療を開始しないと効果が上がらない場合があります。
当院ではこの鑑別を採血採尿検査から行い治療を開始します。

気管支喘息

気管支喘息の病態は、気道の慢性炎症・可逆的な気道閉塞・気道過敏性の3点を特徴としていますが、気管支喘息の最も基本的重要な病態は、その中の気道の慢性炎症であります。
そのため従来行われてきた気管支拡張を主体とする治療法から、気道炎症を抑制する治療法に変わってきています。
まず原因の除去を行い、さらに薬物により気道炎症を抑制させます。
最近では、吸入ステロイドによる抗炎症療法が最も重要視され、続いて抗アレルギー薬の使用が行われています。
個人個人の状況に合わせながら、喘息予防・管理ガイドラインに従った治療を行います。

漢方治療

患者様の症状から最善の処方を決定します。
特に慢性疾患の場合は、虚証、実証を鑑別・判定をしっかり行った後、処方を決定します。
虚実が明確に判定できない場合は虚証の処方から開始します。